20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

ラーメン3つ

【即興小説トレーニングの推敲】

今回直すのはラーメン3つ

 お題:許されざる解散 必須要素:ラーメン

 

1年ぶりの反省。そして1年前と同じ反省。

う~ん、なかなか進歩しない。

そして3000字超えはいつの日に。

 

最近の即興は、うまくまとめようとしすぎてるね。

速くかけてた頃は、大塚英志さんのキャラクターメーカーを参考に書いてた。

次回はそうしてみるか。

 

さて、書いた当時を回想。

 

 

お題と必須要素

お題「許されざる解散」と「ラーメン」を見て五分ほど考える。

 

ここで衆院解散とか、安部総理が3500円のラーメン食べるとかはベタだよなぁと思いやめる。

他の挑戦者とお題の使い方が被るのは良くない。

「どうせ同じ話だろ」と思われ、読まれない可能性が高い。

 

結果、「許されざる」の内容を隠し、徐々に明らかにしていく方針を取る。

 

今思うと……

ラーメンの好きなところをあげ、最後に『好きは嫌いを含んでいる』で締める。

「誰が政治をダメにしたのか」をミステリ風(土屋賢二味)に解き明かす。

などもあったかな。

 

良かったとこ

今作は、「ノルウェイの森」に似てる気がするね。

文体もそんな感じするし、オネットの描写が直子っぽい。

 

「H2O」「オネット」「サンジェルマン」は、PC周りにあった物を適当にw

即興小説トレーニングで最も苦労するのは名前。

でも、身近なものから作れば苦労は半減(多分)。

 

 彼女は言葉に詰まった。

 その言葉の続きは、まるで宙に浮かんだみたいに消えてしまった。

 彼女はかまぼこ柄の髪留めをいじりながら、言葉の浮かんでいる空間をぼんやりと見つめていた。

 僕とサンジェルマンは待ち続けた。

 ラーメンもスープもチャーシューも、何もかもがぐっすり眠り込んでしまったみたいに静かになった。

この辺が村上春樹っぽい。

自分の文体に組み込めた感じがする。

 

初めてあったときは、彼女はれんげの上に麺を載せ、そこから箸を使って食べていた。

僕はその仕草を見るのが好きだった。

僕達の食べるラーメンが、より美味しそうに見えた。

けど、サンジェルマンに指摘されてからは、すっかりやめてしまったのだ。

もう戻らないのだ。

消失を描けばオチになる法則を利用。

わけわかんない消失でも、読者は勝手にいろいろ想像してくれる。

2回消失を書くと、さらに効果的。

 

きっとあの時間は戻らない。

スープは飲み干された。替え玉はできない。

うまいこと言えばオチになる法則を利用。

「ああ、これが言いたかったのね」感が出るのが要因?

 

悪いところ

とりあえず、ストーリーに詰まったら場面展開したらいいと思う(森博嗣が言ってた)。

今回なら「彼女を追っかける」とか。

 

場所に関する描写が一切ない。

せめて3人がどこに座ってるのかは書いたほうが良い。

 

タイトルは「ラーメン3つ」と注文する機会がなくなることを意味している。

だったら作中でも出したほうが良い。

最後は、全員がバラバラに店の外に出て、ラーメンの容器3つが店内に残されてるとこで締める。