20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

2020年によんだ本まとめ

2020年の読書メーター
読んだ本の数:30
読んだページ数:7087
ナイス数:1190

どんなに世の中が変わっても、本は変わらない。




ささめきこと 5 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 5 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
朱宮くん、何も悪いことしてないのに可哀想だな。村雨さんと風間は、仲直りしたのに元に戻れない、もどかしい展開が続いていく。自分のせいでうまくいかないと考えて、ありもしない悲劇を想像して、つらい時期だなぁ。学校は二年生に進級して、一年生の新キャラが登場。この一年生が曲者っぽくて、また面白くなりそうな予感。
読了日:09月09日 著者:いけだ たかし
ささめきこと 4 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 4 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
村雨さんと風間が出会った頃の話。最初はクラス委員としてはみ出しものの風間をかまったのが最初だったけど、いつしか友情、そして恋へと変わっていく。この変化が何度見ても素晴らしいんですよね。微妙な表情の変化や台詞の距離感とかで魅せてくるので、読み手のエモーションは大盛りあがりですよ。あることないこと想像しちゃったりしてね。次巻はまた本編ですね。二人の誤解は解けるのだろうか。
読了日:09月09日 著者:いけだ たかし
マンガで分かる心療内科 17: ネガティブ思考とポジティブ思考編 (ヤングキングコミックス)マンガで分かる心療内科 17: ネガティブ思考とポジティブ思考編 (ヤングキングコミックス)感想
ネガティブ思考とうまく付き合う方法がわかった。まず、自分に関わる出来事にはネガティブのほうがいい。ネガティブだからこそ人は努力できる。落ちたら不安だから勉強するし、フラれるのが嫌だからモテる努力をする。けど、あまりネガティブだと行動のブレーキになるので、ポジ3:ネガ1を心懸けるのがいい。ネガティブな気持ちになったら「ラーメンがおいしかった」「電車で座れた」程度でいいので、3つポジティブなことを考えよう。萌えアニメの部活も、ポジティブキャラとネガティブキャラが3:1か5:2の割合になっているからうまくいく。
読了日:09月09日 著者:
マンガで分かる心療内科(19)ゲーミフィケーション編 (ヤングキングコミックス)マンガで分かる心療内科(19)ゲーミフィケーション編 (ヤングキングコミックス)感想
チクタク・テクニックという集中法がとても役立ちます。25分集中+5分休憩を繰り返すテクニックで、脳が飽きる前に休憩を取ることで効率良くタスクをこなせます。focus_to_doというアプリを使えば、時間測定だけでなく程よい雑音を流してくれるので集中力が上がります。表紙に「疲労は錯覚!」とあり、筋肉疲労はよほどハードな筋トレをしない限りはありえないし、精神疲労は単純作業による飽きが原因だそうです。同人作家さんが「仕事の絵を描くの疲れたから趣味の絵を描く」と言うのはこれが理由なのかも。
読了日:09月02日 著者:ゆうきゆう,ソウ
やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方感想
家事や暇つぶしをやめる本。「これ本当に必要?」と思ったことをすぐに実行していく姿がカッコいい。ゴミ捨てが面倒だと思ったとき、家電が壊れて買い替えようと思ったとき、著者のように一度考えてみよう。
読了日:08月25日 著者:わたなべ ぽん
時刻表2万キロ (角川文庫 (5904))時刻表2万キロ (角川文庫 (5904))感想
国鉄全線2万キロ全てに乗った苦闘の記録。土日休みを使っい、日本の隅っこにある1日数往復しかないようなローカル線を乗り潰す。自然描写や人との触れ合い、鉄道運用の考察や乗り継ぎテクなど、要素がふんだんで味わいの多いレポだ。完乗を達成したときの感想がなかなか興味深く、胸に残る。著者の心に芽生えたのは達成感ではなく、虚無感だった。著者はそれを、定年退職や娘を嫁にやった気分にたとえている。旅は人生そのものと言うが、まさにその通りだ。
読了日:07月28日 著者:宮脇 俊三
旅する海とアトリエ (1) (まんがタイムKRコミックス)旅する海とアトリエ (1) (まんがタイムKRコミックス)
読了日:07月11日 著者:森永 ミキ
TVアニメゆるゆり公式ファンブックTVアニメゆるゆり公式ファンブック感想
今更読んでみる。昔の楽しい記憶が蘇ってきた。お気に入りのアニメを見返すときは、こういうファンブックの方が広く浅く見れていい。見返すのが億劫な人は買っておこう。貴重な原作者インタビューもある。
読了日:07月11日 著者:
統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である感想
統計の基礎だけでなく、歴史や実践例も学べてお得。巷には偏差や正規分布の計算方法の本は多いが、それを何のためにやってるか書いてある本は少ない。その点でも貴重だ。経験や勘で行っていた事業戦略や経済政策をデータで裏付け、さらに裏付けの確実性を客観的な数値で示した統計学は、最強と呼ぶにふさわしい。統計は現在、効果的なDMの出し方や商品陳列や広告など、経験則では導けなかった新しい戦略を次々と生み出している。
読了日:07月05日 著者:西内 啓
トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつトリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ感想
4コマ漫画が面白い。笑ってるうちに鳥の雑学が増えます。また、イラストが鳥の特徴をよく捉えていて、見ているうちに見分けがつくようになります。
読了日:06月23日 著者:川上 和人,マツダ ユカ,三上 かつら,川嶋 隆義
完全教祖マニュアル (ちくま新書)完全教祖マニュアル (ちくま新書)感想
めっちゃ面白い。2020年のマイベスト本はもうこれでいい。「教祖になるにはこれだけで十分です」と、ツッコミどころ満載の提案でゲラゲラ笑える。その上、裏付けの「だって○○教もこれだけですよ」って説明がすごくわかりやすい。確かに僕らも感覚で宗教を信じているのだから、感覚で宗教を作ってもいいのかもしれない。この本は教祖になりたい人だけでなく、宗教について学びたい人にもオススメ。こんなにわかりやすく宗教を説明してる本は他に見たことがない。最強の入門書です。
読了日:06月18日 著者:架神 恭介,辰巳 一世
徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集感想
解説が詳しい。問題の答えだけじゃなく、周辺知識の整理もされている。ただ、黒い問題集はオラクルDBのせいで不信感がある。あの本のレビューはひどかったな。
読了日:06月17日 著者:スキルアップAI株式会社 明松 真司,スキルアップAI株式会社 田原 眞一
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト感想
AIの概要に関する試験。AIの定義や歴史から始まって、技法や仕組み、研究動向へと話が続く。うまくまとまっていて、すらすらと頭に入ってくるのがいい。仕組みの説明は「なんでこれで正しい結果が出るのか」わかりづらい点が多いが、詳しく説明するとなると微分方程式行列式が出てくるので、本書はまぁまぁの妥協点を取ってると思う。「この本だけでは合格は無理」と息巻くレビューが多いが、対策書なのに対策になってないのが問題なだけで、教科書としては及第点かな。
読了日:06月17日 著者:浅川 伸一,江間 有沙,工藤 郁子,巣籠 悠輔,瀬谷 啓介,松井 孝之,松尾 豊
流浪の月流浪の月感想
現代社会の生きづらさをリアルに体感できる。主人公の更紗ちゃんは小学四年生の時に誘拐される。すぐに助かるが、TVやネットのせいで彼女は永久に「誘拐されたかわいそうな子」として扱われてしまう。どの人も悪気があるわけではないのに更紗ちゃんを苦しめるところが胸に刺さる。また、誘拐犯の文くんは人は何もしてないのに(むしろ更紗ちゃんを匿った)のに「ロリコン」として蔑まれて生きなければならない。この二人がなんとか幸せになれないだろうかと祈りながら、夢中で読み進めた。二人が若干異常者にも見えるシーンもリアルでいい。
読了日:06月17日 著者:凪良 ゆう
夏井いつきのおウチde俳句夏井いつきのおウチde俳句感想
家にある俳句のタネの探し方、具体的なタネについての解説、簡単に俳句が作れる穴埋めドリルなどが載ってます。家の中で作れるのかと思いましたが、なかなか唸らせる句が多いです。「幾度も同じニュースを見て日永」「犯人は愛人かしら蜜柑むく」など面白くて奥深い句があります。自分にもできそうと思うレベルの句も多いので、気軽に取り組めるのがいい。
読了日:05月20日 著者:夏井いつき
友情 (新潮文庫)友情 (新潮文庫)感想
前半部は野島の中二病的恋煩い。20歳のときに13の娘を見て結婚したいと考えるなど、序盤から飛ばしてくる。友人の大宮のイケメンぶりもいい。後半部では友情とは何かを考えさせられる。友情と恋愛、どちらをとるか。大宮は野島に「杉子さんが好き」と打ち明けられ、最初は応援していたものの、いつしか大宮自身も杉子に惹かれてしまう。大宮の、友情と恋愛に揺れる心が書かれた手紙がエネルギーと葛藤に満ちている。「野島は杉子と上手くいかなくても、その傷は仕事に生きる」「ならお前もそうしたらどうだ」という自分へのツッコミが鋭い。
読了日:05月16日 著者:武者小路 実篤
総合タワーリシチ (3) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)総合タワーリシチ (3) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
最終巻でようやく表紙になれた主人公神奈。ドタバタな3巻でしたが、最後はちゃんと百合に進んでいて眼福。悠のストーリーが切なくていいですね。大人しくて自分の気持ちを言葉にしない悠があのタイミングで告白めいたことを言うのが最高で、一気に百合メーターが上がりますね。ただ、神奈は自分からキスするほど悠のことが好きなのか? そこんとこの掘り下げが足りない気がする。神奈は自分の気持ちに気づかず、悠にされるがままにしたほうがスッキリ終わったと思うね。
読了日:04月03日 著者:あらた 伊里
総合タワーリシチ (2) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)総合タワーリシチ (2) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
表紙の女の子が初登場。この漫画のコンセプト上、当然まともではない。しかも主人公の神奈を直接的に焚き付けてくるため、神奈の暴走が加速していきます。つまり、面白いです。百合成分も1巻より増えてます。ガチ百合ではないですが、日常とか友情の中で現れるさりげないシーンを上手く捉えていて素晴らしいです。(というかガチ百合って何だ?)
読了日:04月03日 著者:あらた 伊里
総合タワーリシチ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)総合タワーリシチ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
ハイテンションなギャグ百合。「猫かぶり優等生+ドS」という異質な性格に加えて顔芸も得意な神奈が、クセのあるクラスメイト達とドタバタを繰り広げます。とにかく主人公の神奈ちゃんが際立っていて、新入生代表スピーチで「はあああああ人の上に立つってほんっっと気持ちいい」と思ってたり、隣の席の子にいきなり飛びかかって押し倒したりと、色々とメチャクチャです。百合シーンでも反応が大げさでストレートなのが面白い。心理描写の深い百合もいいですが、ギャグ百合も良いですね。
読了日:04月03日 著者:あらた 伊里
ライカ、パブロフ、ポチハチ公 (ひらり、コミックス)ライカ、パブロフ、ポチハチ公 (ひらり、コミックス)感想
素晴らしいです。これぞ百合短編ともいうべき傑作。激しい恋心と2人のすれ違いをここまで上手く合わせた作品はなかなかありません。キャラもストーカーやヤンキーや女たらしなど選り取り見取りです。ベストは悩みますが「カラス濡れ羽にひかりもの」ですかね。織部さんがとにかくかわいい。派手すぎて周りから浮いてる子が、ちょっと褒められただけでドキドキして、どんどん気持ちが止まらなくなっていくのがいい。
読了日:03月29日 著者:四ツ原 フリコ
出会いでつまずく人のための心理術 また会いたい人に必ず変わる心理カルテ12 (Nanaブックス)出会いでつまずく人のための心理術 また会いたい人に必ず変わる心理カルテ12 (Nanaブックス)感想
ためになるし面白かった。毎回コスプレが変わるキャバクラって設定がシュールだし、説明の間にはいるギャグも楽しい。「初めまして! 多重債務者の山田三郎です!」は忘れられないインパクト。心理術も簡単。初めは意表をつかず「簡単でシンプルなあいさつ」+「簡単な質問」でOKとか(すみません、今何時ですか?)。笑って読んでいる内に自然と心理術が身につくおすすめ本です。
読了日:03月29日 著者:ゆうき ゆう
肉極道 3 (芳文社コミックス)肉極道 3 (芳文社コミックス)感想
今回は焼き肉が登場。一番良いのは炭火だが、ホットプレートでも上手く焼ける。ホットプレートの欠点は火力の無さと油が下に落ちないことだが、最大火力にして油をきちんと拭けば炭火にも劣らない。弁当の回では、つくねとささみ以外はダメとのこと。冷めても美味しいハンバーグやからあげはないそうです。
読了日:03月26日 著者:森尾正博,佐々木善章
丸の内魔法少女ミラクリーナ丸の内魔法少女ミラクリーナ感想
めっちゃ面白かった。大人になっても魔法少女になれると信じる主人公。仕事でつらい時はコンパクトを取り出し、変身したと思い込んで乗り切る。魔法少女の設定が具体的すぎて面白いし、後半で友達の彼氏を巻き込んだあたりから笑いが止まらなくなってくる。その上で文学的なのがすごい。変身に違和感を感じるとこや、最後のシーンの感情はぐっとくるものがある。妄想と現実の折り合わせというか、希望みたいなものを感じた。
読了日:03月16日 著者:村田 沙耶香
マンガで「めんどくさい」がなくなる本マンガで「めんどくさい」がなくなる本感想
感想書こうと思ったけどめんどくさい……と言うのはジョークで、なぜめんどくさいと思うのだろう。完璧に書こうとしてるからだ。面白い感想を書かなきゃとか、感想書く暇があったら家事をしなければとか、いろいろな邪念がある。あれこれ考えず、自分が書きたいという思いを大事にすべきだ。僕が感想を書く理由は、後で本の内容を読み返すためなので、将来の自分にとってわかりやすくすることだけを考えるようにしよう。
読了日:03月16日 著者:鶴田豊和
マンガで分かる心療内科 マインドフルネス編 18 (18巻) (ヤングキングコミックス)マンガで分かる心療内科 マインドフルネス編 18 (18巻) (ヤングキングコミックス)感想
マインドをフルに使って、ストレスを減らす本。マインドフルネスとは「自己観察」のこと。「自分は今〇〇をしている」とただ意識するだけ。善悪などの判断はせず、意識するのみ。方法としては、自分にとって最も理想的な人をイメージし、「イマココちゃん」と名付け、その人になりきって自分を見る。ネガティブな心理にも名前をつけると認識しやすくなる。認識したらすぐにイマココに置き換えると良い。「人間の脳は一日中ほとんど眠っていて、ロボットのように動いているだけだ」という言葉に衝撃をうけたが、そんな気もする。
読了日:02月27日 著者:ゆうき ゆう
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)感想
2つの物語が結びつく後編。シャフリングと街の秘密が一つに繋がる。そして、彼らは失ったものを取り戻し、物語は幕を閉じる。図書館の女の子が心を見つけるシーンや、ラストで流れる「ダニーボーイ」と「激しい雨」が物哀しくあり、美しい。限定的な不幸ばかりの限定的な人生でも、世界の終りには皆平等に激しい雨が降る。それは祝福と呼ぶにふさわしいものだと思った。個人的に好きな台詞は、和音を弾くシーンの「音が合うとはどういうことですか? 求め合っているということですか?」。求め合うという言葉を使うセンスが素晴らしいと思う。
読了日:02月27日 著者:村上 春樹
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)新装版 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)新装版 (新潮文庫)感想
寓話でありながら冒険的な要素もあり、引きつけられる作品だった。世界の成り立ち、自我について深く考えさせてくれる。「世界の終り」編では、高い壁に囲まれた街の中に、影を引き剥がされて心を亡くした人たちが住む。美しい一角獣たちもいるが、冬になると死んでしまう。僕はその一角獣の頭骨から夢を読み取る。「心とはなんであるか」に焦点をおいた編。「ハードボイルド」編では、博士の謎めいた研究とスパイの攻防がハラハラさせてくれる。こちらは「脳とはなんであるか」が焦点。自我、心、脳。自分を作るものとは何なのだろうか。自分とは?
読了日:02月27日 著者:村上 春樹
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド感想
奇数章の「ハードボイルド・ワンダーランド」と、偶数章の「世界の終わり」が交互に進んでいく。2つの物語が徐々に謎を深め、最後に混ざり合っていくさまが美しい。ハードボイルド編では、主人公がシャフリングという数値暗号化能力で仕事をするところから、その能力の秘密へ迫る。世界の終わり編では、主人公は夢読みという仕事をしながら、自分が迷い込んでしまった街の謎を解き明かしていく。物語としても素晴らしいが、ビジネス書としても使える面もある。例えば、ハードボイルド編の主人公が困難と折り合いをつける技術が参考になる。
読了日:02月15日 著者:村上 春樹
どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法感想
たかが開脚、されど開脚。開脚できるようになりたいと思ってる方、どうでしょうか。1日5分で出来ますよ。詳しいやり方が載ってる上、小説風の体験談も充実していて、感覚的にもわかりやすいです。
読了日:02月08日 著者:Eiko
村上春樹 雑文集 (新潮文庫)村上春樹 雑文集 (新潮文庫)感想
最近の寝る前のお供。ちょこちょこ読んでます。最初の「自己とは何か」への回答が素晴らしかった。「あなたが牡蠣フライについて書くことで、あなたと牡蠣フライとの相関関係が表現されます。それはすなわち、突き詰めていけばあなた自身に繋がります。これが牡蠣フライ理論です」。実際にやってみると、なかなか面白い。牡蠣フライについて考えると、言葉を選ぶ際に様々な選択をする。その選択の積み重ねをぼんやりと眺めると、自己が見えてくるように思う。
読了日:01月15日 著者:村上 春樹

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