20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

夏休みの課題

 ペナントレース終盤になると追われないチームが存在する一方、

 夏休み終盤になると学生は夏休みの宿題に追われる。

 

 学生の頃を思い出すと、夏休みの宿題で一番嫌だったのは『日記』だった。

 特に書くことがないのである。

(一番好きな宿題は読書感想文で、特に親に書いてもらうのが好きだった)

「日記は一番ラクでしょ」という人もいるが、そういう人はブログ依存症にかかっている。

 

 そもそも、日記をつけることが役立つとは思えない。

 日記といえば「海に行った」「映画を見た」程度だ。

 また、起床就寝時間・天気の欄にちなんで

 「夜の9時かなもう 20時間寝てた」

 「そちらは今も雨が降っていますか?」

 と書くぐらいだろう。

 そんなことを書いて、どのような力をつけようと言うのだろう。

 

 「今日は妹に『お兄様。お茶が入りました。どうぞ』と言わせた」

 「今日は妹に『ぞうさん』を歌わせた」

 という風にイベントがあれば好感度は上がるが、現実はそうもいかない。

 

 教員側としては「日記をつければ、日々の行動を反省できる人間になる」と考えているのだろう。

 確かに私は、日記をつけることによって「日記はつけない方が良かった」と反省した。

 また「日記のネタになるようなことをすべきだった」と反省した。

 言い換えると「外出しなければ日記が書けない」ということだ。

 (さらに言い換えると「中出しすれば日記が書ける」)

 

 つまり、日記を宿題にすると「日記を書くために夏休みを過ごす学生」を作り出すことになる。

 なんと回りくどいことか。

 それなら、遊ぶことを宿題にして「遊ぶために夏休みを過ごす」したほうがスッキリして良いと思う。