20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

読書メーターまとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:869
ナイス数:173

当ブログをGoogle AdSenseへ申請してみました。結果をドキドキして待ってます。

ノーベル文学賞、審査委員の不祥事で中止のはずが、新ノーベル文学賞を出すそうです。

さあ、今年こそ村上春樹の受賞なるか。

もし受賞したら、ついでに来年のノーベル文学賞も取って2年連続受賞なんてできないかな?


ささめきこと 3 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 3 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
ゲルマン美少女のロッテちゃんが登場。この子がとにかくかわいい。ふわふわの金髪、愛くるしい瞳、そして空手への真っ直ぐな気持ち。この子の登場で、風間は再びカワイイ子好きに走ってしまう。しかしロッテちゃんは空手好きで、空手家の純夏にゾッコン。三角関係になる。ロッテちゃんの取り合いがお互いの欲望むき出しで面白い。そして、ロッテちゃんが風邪を引いたのをきっかけに、風間と純夏との仲はますます険悪に。関係は戻るのか、続きは4巻。
読了日:08月20日 著者:いけだ たかし
心理学で異世界ハーレム建国記 (MF文庫J)心理学で異世界ハーレム建国記 (MF文庫J)感想
女性恐怖症を治すために病院へ行った心太。「異世界によくいる、人間じゃないけど見た目が女の子な女性相手に慣らしていこう」というトンデモ案により、医師の発明した装置で異世界へ飛ばされる。心太は手持ちの心理学を参考にして、最初に出会った女の子と願いを叶えるうちに、異世界の王になる。うまくいきすぎな感じもあるけど、面白いです。「僕はキミとキスがしたい」といきなり宣言し、心理テクで説得するシーンなんか出来過ぎだけど、会話の流れは自然だし「もしかしたら自分にもできるかもしれない」という感じがしてくる。
読了日:08月14日 著者:ゆうきゆう
広告コピーってこう書くんだ!読本広告コピーってこう書くんだ!読本感想
◆「描写じゃなく解決」古本屋のコピーで本や店の雰囲気を出すのは新鮮味がないからダメで「お風呂で読む本なら古本屋へ」など、行動に繋がるコピーがいい。◆「関係性を増やす」ビールのコピーを100本書けと言われたら「お父さんとビール」など、ビールと他のものとの関係に注目する。ビールだけに注目してはいけない。◆「そういえば、そうだねと思わせる」奇をてらうのではなく、みんなが思ってるけど口に出さないようなことをコピーにする。◆「おじいちゃんにプレゼントを選ぶように」自分の好みを押し付けず、相手の好みに合わせよう。
読了日:08月14日 著者:谷山 雅計
ささめきこと 2 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 2 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
新キャラのあずさ登場。風間の兄が書く百合小説が好きで、同人誌を出すほど入れ込む。あずさは純夏を巻き込み、同人誌を作る。「女の子の同士の愛情ってさ、もっと秘めたところにあって、純粋で儚くて、だからこそ美しいものだと思うの」と、あずさの百合観が作品に重みを増す。純夏と風間の仲は進展しなかったけど、あずさという観察者が加わり「傍から見れば二人は恋人なのに、一線を越えると関係が壊れる儚さ」が浮き彫りになる。朋絵とみやこのカップルと作った女子部の合宿、男の娘モデルの朱宮君とのデート、複雑に絡み合い、3巻へ。
読了日:08月14日 著者:いけだ たかし

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孤独のグルメ名言の分類

「時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、束の間、彼は自分勝手になり、自由になる。

誰にも邪魔されず、気を使わずにものを食べるという孤高の行為。

この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒やしといえるのである」

 

大人気ドラマ、孤独のグルメ

冒頭のナレーションにあるように、主人公の井之頭五郎は、腹が減ったら仕事中だろうと店を探し、自分の腹の欲しがるものを、一人で気の向くまま食べます。

そんな自由かつ正直な生き方に、共感する人、憧れる人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、孤独のグルメになりきる方法を考えてみました。

コツは、状況別に考えること。彼がどんな時に、どう考えているかを意識することです。

 

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7月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:10856
ナイス数:95

たまってた安達としまむらの感想を投下。

本当はもっと展開や描写を褒めたいのだけど、255字だから要点のみ。

無事にSummerPocketsクリア。

いやぁ、やっぱギャルゲーっていいなあと再確認。

巨大な物語の中へグイグイ引っ張ってくるのがいい。



特殊性癖教室へようこそ (角川スニーカー文庫)特殊性癖教室へようこそ (角川スニーカー文庫)感想
これが全年齢対象だと……? 見開きに縛られた全裸の女の子出てますけど、審査が緩いのでしょうか。内容は、特殊性癖と銘打った割に、普通のエロ小説に落ち着いてる。盗撮とかマゾとかはもうメジャーすぎて特殊とは言い難い。文章のはっちゃけ具合も今ひとつ。飲み会のエッサッサはとても良かったけど、他は普通の下ネタレベル。いろいろと伏線を張って次巻へ力を溜めてるのは感じたが、一巻でコケたら発売されんぞ。
読了日:07月09日 著者:中西 鼎
河合隼雄スペシャル 2018年7月 (100分 de 名著)河合隼雄スペシャル 2018年7月 (100分 de 名著)感想
1回目に出た方法で、自分の心を分析しました。タイプは内向的思考型。このタイプは、補助機能の直観と感覚を使い(事実を元に思考し)、劣化機能の感情を発達させると、人格を発展できる。コンプレックスは、人間関係や人に対する感情を表す言葉。影は、要領の悪さ。論理的でない行動や言葉に接すると腹が立ってしまう。つまり、要領よくしなければならないという価値観が、感情を押し殺している。克服するためには、要領の悪い相手と話したり、物語を読んで自分の価値観と付き合う方法を学ぶのが良い。
読了日:07月05日 著者:
安達としまむら (4) (電撃文庫)安達としまむら (4) (電撃文庫)感想
今回は安達回。中学時代は、心から好きじゃない人を無視していた。今は、大好きなしまむらを必死で追いかける。進級で離れたしまむらに勇気を出して近づいて、一緒に帰るときに手を握って「帰さないぞー」って言ったり「だってしまむら、ほかの子と、いたから」とヤキモチ宣言したり「電話してる間は、しまむらの時間を独り占めできるし」と束縛したりで最高にかわいい。最後はお泊りで腕枕まで進展する。けど、しまむらは安達に強く求められることに抵抗を感じてる上、幼馴染の樽見から熱烈なアタックを受けている。しまむらを勝ち取るのは誰かな?
読了日:07月05日 著者:入間人間
安達としまむら (3) (電撃文庫)安達としまむら (3) (電撃文庫)感想
しまむらを想いながらチョコ作る安達を見てニヤニヤする回だと思ってたけど、しまむら回だった。「好きっていうの、好きじゃないっぽい」しまむらが、幼馴染の樽見との付き合いをきっかけに、少し変わり始める。「わたしの過去は茨で繋がっていた。触れると、未熟な自分に傷つけられる」今の自分の付き合い方を変えられなかったしまむらが、樽見との別れ際に「たるちゃん」と大声で呼び止める。そして、安達への「これからも仲良くしようね」宣言。最後、しまむらと抱き合った安達の胸の高鳴りと締め付けの表現が臨場感があった。
読了日:07月05日 著者:入間人間
安達としまむら (2) (電撃文庫)安達としまむら (2) (電撃文庫)感想
クリスマスプレゼント交換。しまむらの面倒くささが良い方面に。「良い面も悪い面もどちらもあやふやにしないと、友達は続かない」「なんで、と言うと関係がぐにゃりと曲がって、それを治すのに多大な労力がかかってしまうので言えない」「わたしと、ではなく、誰かとを安達が望んでるのなら、いいかな」。積極的に付き合いたくはないけど、断るのも面倒。でも安達と付き合ってるし、実は好きなのではなかろうか。最初、安達母に怒ったときも、妹みたいな安達のことを気にかけてたんじゃないかなぁ……と、書いてないことを妄想して楽しめました。
読了日:07月05日 著者:入間人間

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6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:735
ナイス数:139

本の画像を大きくしました。見やすいかな?

小説書いてたせいで、目標を達成できてないですね。

ま、サマポケ発売されたんで、全力で楽しみましょう。

本は100分で名著の河合隼雄特集でいいや。


肉極道 1 (芳文社コミックス)肉極道 1 (芳文社コミックス)感想
腕がサッパリな肉料理屋に訪れたヤクザ風の男が、正しい料理法を指導する。肉料理はレシピ通り作っても美味しくないことが多いが、この漫画は違う。とにかく美味しい、柔らかい、ジューシー! 柔らかく焼けたステーキを食べた時は感動しました。調理の基本はじっくり、丁寧に、時間をかけて。強火で焼くと肉が固くなる上、水分と旨味が飛んで行ってしまう。
読了日:06月27日 著者:森尾正博,佐々木善章
「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)感想
得意なこと以外はできず、社会不適合のような人が成功し、メディアでとりあげられた。そこから発達障害ブームが起こる。欠点が長所になるという救済的な物語に、コミュニケーションが苦手な人達はすがり付いた。私も若い時、自分の心の傷は純粋かつ唯一なものだから、特別な力を持っているはずだと自身に言い聞かせていた。
読了日:06月13日 著者:香山 リカ
女の子の設計図 (ひらり、コミックス)女の子の設計図 (ひらり、コミックス)感想
両親の離婚で離れて暮らしていた花南と青音が、再び共同生活を開始。親のイチャイチャぶりに愛想が尽きた花南に対して、可愛い女の子との共同生活に青音は喜ぶ。距離感の違いでぎこちない二人だけど、仲間はずれにされて不安がってる花南に「私がいるじゃない」と声をかけたとこから、関係が変わっていく。距離が近づいたり離れたりする度、お互いの気持ちが揺れ動くのが良い。他の3編も秀逸。「私の中の少年が、君に恋をしています」で恋の宿命性を表現したり、「私からは逃げられない」で関係性を逆転させたりして上手い。
読了日:06月11日 著者:紺野 キタ
ファウスト (まんがで読破)ファウスト (まんがで読破)感想
世の真理は教会の人間だけが知っていたとされる中世。ファウストはあらゆる学問を究めても真理に到達できず、友や恋人もいない人生を嘆いた。悪魔メフィストは彼に、魂と引き換えに若さを与える。悪魔はファウストに「人間にも神を越えられる」ことを見せて欲しかった。悪魔はもともと神だったが、戦いに負けて悪魔になった。人間の醜さを目の当たりにした悪魔だが、ファウストに希望を見出した。ファウストは最初、恋人を手に入れる為に家族を殺したが、最後は世の人のため、街を作った。理性の力だ。理性には世界を変えるエネルギーがあるのだ。
読了日:06月04日 著者:ゲーテ,バラエティアートワークス

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5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1808
ナイス数:324

ナイスが300越え。人気作のよつばとを読んだのが良かったね。

あずまんが大王の頃から読んでるんだし、このまま全巻登録もありかな。

今月はナイス500、10冊、お気に入られ150を目指そう。


檸檬 (新潮文庫)檸檬 (新潮文庫)感想
「冬の蠅」を読む。夏頃のすばしこさを失い、衰えた姿で這う蠅が日向で元気になる姿に、梶井は自身の憂鬱を重ねる。太陽は生の幻想で私をだまそうとする。心を楽します快感は、同時に重っ苦しい不快感である。太陽は日向だけを照らし、反面に異様な影を作る。そこには「理性の欺瞞」がある。自分自身の認識を騙し、日のあたる面だけを見て幸福だと思い込んでしまう。彼を癒したのは夜のわずかな光だった。そこには日向の欺瞞はなかった。僕は人間関係が苦手なのだが、それは幸福の影を恐れるからだ。関係が良くなるにつれ、反発する自分が出てくる。
読了日:05月22日 著者:梶井 基次郎
ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)感想
僕は身近な人の喪失を経験する。それでも僕は腐らず、喪失をありのまま受け止める。「言葉にならないものを大切にすればいいんだ。それが死者に対する礼儀だ」「どんなものでも消えるべき時がくれは消える。そして消える時が来るまでは消えないんだよ」「時間というものは腐敗と同じなんだ。思いもよらないものが思いもよらない変わり方をする」。最後、部屋に一つ残った白骨は自分自身だろう。人はいつか死ぬのだから、後悔のない生き方をすべきだと思った。自分にできないことはしなくていい。僕が泣けないもののために誰かが涙を流してくれる。
読了日:05月22日 著者:村上 春樹
てるみな 1―東京猫耳巡礼記てるみな 1―東京猫耳巡礼記感想
猫耳少女が幻想化された鉄道を旅する。「家の近くを走る→民家を削りながら走る」「JRと競争→JRをドリルで攻撃」などの戯画化に加え、千と千尋っぽい街が異国感と共に郷愁を呼び起こす。ありえない設定なのに「鉄道の原型はこうだったのかもしれない」と感じさせる、不思議な漫画だ。読んでいると、電車に乗った時にふと感じる疑問や違和感に、答えを見つけてもらった気分になる。例えば、車掌の変な声のアナウンスに「人と魚の両方にわかるように喋ってるんだ」と思う場面。なるほど、水の生き物にはくぐもった声の方が伝わるのか、と納得。
読了日:05月21日 著者:kashmir
街場の教育論街場の教育論感想
▼「政治家が教育改革をするのは任期中に失敗が顕在化しないから」「教育問題を一挙に解決する方法はない」と、政策を一刀両断して気持ちがいい。▼国や企業が行ったグローバリズムが個性化を進め、結果的に連帯力のない個人を作り出し、学力も労働力も下がってしまったという指摘は見事だ。わからないときに「わかりません、教えて下さい」と人に頼む能力こそ、学力の本質だからだ。▼メンターが「自分の限界を決める他者」というのは面白い。自分が決めた限界を越えたところで、結局そこには同じ自分がいるから無意味だ。
読了日:05月20日 著者:内田 樹
よつばと!(14) (電撃コミックス)よつばと!(14) (電撃コミックス)感想
今回はヨガ、ビーズのネックレス、クレープなど、よつばの女の子の面がたくさん。ごみ袋でドレス、ビニール紐とリボンで髪を作ってお姫様ごっこ。幼稚園を思い出して懐かしくなった。よつばの無邪気な一言に対するみんなの表情、相変わらず面白い。特にヨガ教室の「みんなふとったからきたのかな」のとこの死んだ目とか、気にしないようにしてる目とかが笑える。気になったのはとーちゃんの料理「サッポロいちばんどん」かな。何かよくわからんけどうまそう。
読了日:05月13日 著者:あずま きよひこ
コンピュータが小説を書く日 ――AI作家に「賞」は取れるかコンピュータが小説を書く日 ――AI作家に「賞」は取れるか感想
AI小説の未来に期待して読んだが、残念ながら完成には程遠いようだ。現時点では、人間が小説のパターンを作り、コンピュータがパターンの中に単語を当てはめて文を作っており「どのへんがAIなの?」とツッコミたくなった。AIは形態素解析しかしてないのだ。AIが小説のパターンを学習して小説を書くというのは夢のまた夢である。文の組み合わせには将棋や囲碁とは比べ物にならない程の数があるため、AIの力を持ってしても全容は掴めないようだ。
読了日:05月13日 著者:佐藤 理史
ななゆり (IDコミックス 百合姫コミックス)ななゆり (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
特にストーリーもなく、ただ女の子同士でイチャイチャするだけの漫画ですが、イチャイチャっぷりが群を抜いている。絵のかわいさやコマ割りの上手さなど、作者の筆力のおかげでそう見えるのです。最初の告白してるだけのシーンになぜかときめいてしまい、首を絞めあったり一日中手を握り続けたりするバカップルっぷりにリビドーが急上昇してしまう。パンツ交換して授業受けるシーンが性行為に見えるのも良いですね。この一冊は「百合=ストーリー」だった僕の価値観を崩壊させました。仲良しの女の子を見るだけでも幸せになれるんですね。
読了日:05月08日 著者:マウンテンプクイチ

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4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:633
ナイス数:161

自分のためじゃなく、誰かのために文章を書きたい。

誰かに喜ばれる感想は素敵だ。

今回、寝ながら学べる構造主義は、コメントを使って長文感想を書いてみました。

序文の良い入門書の条件について。良い入門書は「私たちが知らないことから出発し、専門家が言いそうもないことを拾い集めながら進む」「私たちが知らずにすませてきたものは何かを問う」「答えることのできない問いを示し、読者一人ひとりがその問題を自分のこととして引き受けられるように差し出す」。

最近読んだ「免疫学個人授業」はどうだろう。冒頭で「免疫は体を治すはずなのに、難病の多くは免疫のせい」と書かれている。これは答えのない問い(矛盾)だ。この問いを「免疫とは自己以外を破壊する仕組み」という定義から、免疫の様々な矛盾を辿りつつ「じゃあ自己って何?」という点を考えていく。免疫の仕組みを知るために読み始めたのに、いつの間にか大きな問題に取り込まれる。

私は即興小説トレーニングで上達し、いつかは即興小説の入門書を書きたい。もし書くとしたら「既成の構造に、お題という変数を加えると、なぜか新しい物語が生まれる」ことから始めるのが良いのかな。「オリジナリティとは何か」という問題から「アイデンティティとは何か」という問題に発展させ、人が生きる意味を考える。

「世界には欠けている部分があり、埋められるのは自分しかいない」という実感が、文体を作る。「自分には欠けている部分があり、埋められるのはこの人しかいない」という実感が恋を作る。


集中力はいらない (SB新書)集中力はいらない (SB新書)感想
▼世間が言うほど集中力は必要ない。集中するとは、一つのことに意識を向けることだが、それって機械と同じじゃないか。世間が集中力を重視するのは、機械のように働く人間が求められているからだ。▼過去に上手くいったときのことを考えてみよう。意外に集中していないときでも上手くいっているのではないか。▼本屋で「○○力」という本をよく見るが、「力」をつけることによって、それが良いものだと錯覚させている。いらない力もあるのだ。
読了日:04月22日 著者:森 博嗣
寝ながら学べる構造主義 <a href=*1" align="left" style="margin: 0 5px 5px 0; border: 1px solid #dcdcdc;" src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41XEPVMR1ML._SL75_.jpg" />寝ながら学べる構造主義 *2感想
再読。改めて読むと、自分の思考の構造主義化に気づく。「自己自身からの乖離(鳥瞰的視座へのテイクオフ)は、労働や他者とのかかわりの中で達成される」。これは「自分の文体を見つける方法」に似ている。自分の文体は、他者の文章の良いとこを増やし、悪いとこを減らすことで磨かれる。また、文体を完成させるには、社会における自分の役割を発見しなければならない。「世界には欠けている部分があり、埋められるのは自分しかいない」という実感が、文体を作る。
読了日:04月21日 著者:内田 樹
1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)感想
日本には、長くて中身のない話が溢れている。その結果、非効率な仕事、非生産的な会話、非論理的な文章が生まれている。自分も仲間入りしないように、この本でトレーニングしたい。まずは構造を覚える。『現状 → 問題点 → 解決策』『全体 → 部分 → 独自視点』だ。そこに、相手の経験知に合わせて、イメージしやすくなる例をのせると良い。目標を具体的にするのも大切。「どんな時、どんな人に対して話し上手になりたいか」まで考えないと、的外れな技術を追っかけてしまう。
読了日:04月15日 著者:齋藤 孝

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*1:文春新書

*2:文春新書

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3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1442
ナイス数:222

今月は続ける習慣、やめる習慣を始めました。

スケジュール帳に習慣化シートを貼って、実行しています。

コツとしては「やりたくないときは少しだけやる」こと。

完璧主義を捨てて、少しでもやればOKにします。

すると、身体が習慣を覚えてくれます。

本……ここで紹介してる本1冊も買ってないけど、ドンマイ。



逆境ナイン (1) (サンデーGXコミックス)逆境ナイン (1) (サンデーGXコミックス)感想
スポ根野球漫画にみせかけたギャグ漫画。あらゆる逆境に立ち向かい、甲子園優勝を目指します。ただし逆境がわざとらしい。試合前日にメンバー全員+自分が怪我するとか出来過ぎでしょう。冒頭、廃部宣告された主人公が「校長! ここ(校長室)のすみにでっかい優勝旗を置きたいとは思いませんか!」と威勢のいい文句に、一瞬かっこいいと思った自分が馬鹿だったw 顧問のサカキバラ先生は「私は強い男が好きです」といった女生徒の前で男子をボコボコにして「俺が勝ったら俺を好きになるのか?」と問い詰めます。言葉の力はすごいけど、実態は……
読了日:03月29日 著者:島本 和彦
まんがでわかる自律神経の整え方 「ゆっくり・にっこり・楽に」生きる方法まんがでわかる自律神経の整え方 「ゆっくり・にっこり・楽に」生きる方法感想
自律神経を整えて「ダルい、イライラする、眠れない」を解消する本です。規則正しい生活のすごさを改めて感じました。「緊張した時は上を向いて深呼吸する」「スピーチの時は何か一つのことに集中する」など、すぐに使える技術も多いです。
読了日:03月22日 著者:小林弘幸,一色美穂
マンガでわかる「やめる」習慣マンガでわかる「やめる」習慣感想
続ける習慣はハードルを下げる。本書のやめる習慣は逆で、ハードルを上げる。森博嗣さんが悩み相談に対し「そうなる前に対処する」と答えていたのを思い出しました。ダイエットするなら、お菓子を買うお店に寄らない(誘惑を避ける)、お腹空いたら昆布を噛む(スイッチング行動)など。私は現在、先延ばしグセをやめるようにしてます。夜9時~9時30分に家族の居る部屋で先延ばしを片付けてます。やったら日記に記録してます。あとは習慣化を一緒にやる友達がいれば完璧。
読了日:03月19日 著者:古川 武士
マンガでわかる「続ける」習慣マンガでわかる「続ける」習慣感想
何かを始めようとしてもすぐに挫折。そんな人生を変える一冊。「やる気がしない時でもちょっと進める」という考えが役に立った。習慣化の失敗でよくあるのは、仕事で疲れた時に一日やめてしまい、結局そのままになること。そんな時でもできることを決めておけば、実行できて続けられる。「時間と場所を決める」のもいい。例えば、通勤中やると決めれば、毎日確実に続けられる。
読了日:03月19日 著者:古川 武士
飲茶の「最強! 」のニーチェ飲茶の「最強! 」のニーチェ感想
対話形式でわかりやすく、哲学史も少し学べる。哲学には白哲学(理論)と黒哲学(実存)がある。ニーチェは黒哲学で、本質ばかりを考える白哲学を批判した。ニーチェの有名な言葉「神は死んだ」は、間違った思い込みを捨てろということだ。例えば、我々は「何々をしなければならない」という義務感を持っているが、それは間違い。道徳は奴隷達の貴族への嫉妬心から生まれたものだ。道徳的に生きることと幸福は全く関係がない。そういった根拠のない価値観を捨てて、今の自分(実存)を大切にして生きる方が幸福になれるのだ。
読了日:03月19日 著者:飲茶
こんな女房に誰がした? きみまろ人生劇場 (PHP文庫)こんな女房に誰がした? きみまろ人生劇場 (PHP文庫)感想
毒舌漫談ではあるが「中年のみなさん、今まで頑張ってきてご苦労様です」という称賛がベースになっているので、言われても腹が立たない。このスタンスは見習いたい。「結婚はカフェオレに似ている」は上手いと思った。「牛乳が奥さん、コーヒーが亭主。お互いに混ざるのが結婚です。最初はあったかくて、ほのぼのしていて、甘い香りがする。それがだんだん冷めて、上の方に脂が溜まってくる。ああ、本の牛乳に戻りたい、これが離婚です」
読了日:03月03日 著者:綾小路 きみまろ
竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)感想
マンガの進化、マンガ家の育成、マンガビジネスなど多岐にわたる対談。竹宮恵子さんの制作秘話が多くのっていて、マンガを描く苦悩や歓びが伝わってくる。最近よくある「マンガでわかる~」が、漫画家の入門になってるのが面白い。客のために描く感覚が掴めるそうだ。固有のヴォイスを見つける方法はためになった。「同時代・同世代の作家集団が達成しようとしていることが見えて初めて、自分にしかできないことがわかる。ここは自分がやらなければ誰もやらない、けど自分がやらないと全体のバランスが崩れる。だから自分がやる」
読了日:03月02日 著者:竹宮 惠子,内田 樹

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