20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

読書メーターの感想パターン

読書メーター始めたけど、感想が書けない」と言う人のために、簡単な書き方を紹介致します。

みんなこんな風に書いてますよー。

 

一行感想

その名の通り、一行の感想です。

「それは感想と言えるのか」と思うかもしれませんが、たくさんいます。

 

☆報告

「読了。流し読み。挫折。再読。続編。シリーズ3作目」

何も書かないよりはまし、という感じ

 

☆入手方法

「図書館本。ブックオフ。拾い本」

備忘録的なもの。何の役に立つかは不明。

 

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読書メーターまとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1521
ナイス数:158

今月は自分だけが楽しいエア読書会を始めた。

感想を書いている内に新しい発見をするという、不思議な体験だった。

evernoteで百合名場面集作ってたら、既に容量オーバーに。

仕方ないのでkeep(メモ用アプリ)を使う。



百合男子 5 (IDコミックス 百合姫コミックス)百合男子 5 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
百合男子連盟と百合女子が出会い、悩みを共有し、解決しようとするそこそこまともな回。とはいっても、悩んでることがしょうもないことなので、やっぱりギャグにしか見えない。4巻まで暴走してきた百合男子ですが、最終巻でようやく「現実と妄想の区別をつけろ」という身も蓋もない結論に落ち着きました。無理矢理まとめた感じで、あんまり楽しめなかったかなぁ。もっと暴走して、百合の深淵まで見せて欲しいなと思った。作中にあった、女子のBL好きの方が進んでいると言うのは本当なのだろうか。
読了日:02月17日 著者:倉田 嘘
百合男子 (4)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)百合男子 (4)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
4巻目にきて百合女子爆誕。主人公の花寺が忘れていた百合本に魅せられ、藤ヶ谷は百合に目覚め、気がつけばクラスの女子達を百合目線で見てしまうようになる。お前もかよと思ったけど、男子みたいに過激なのめり込みじゃなかったので安心した。「百合男子、これは面倒です」と、読者の言いたいことを言ってくれてありがとう藤ヶ谷。最後、花寺が藤ヶ谷と付き合ってないことを証明するために「俺は百合男子。百合を愛し、百合に生き、百合に死ぬ」と名言を放つとこが笑える。たかが百合好きってだけで、そこまでカッコつけられても……ねぇ?
読了日:02月17日 著者:倉田 嘘
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)感想
診断が困難な患者に隠された病を、天久鷹央と部下の小鳥が解き明かす。UMAや霊などの不思議な現象を、医療知識で解くというギャップがいい。また、鷹央の推理が常識の逆を行っているけど、とても真理を突いている上、理不尽な相手をバンバン論破していくところが爽快だ。医療知識も増えるのでお得感もある。それにしても、アルコールを流しに捨てると詰まるって知らなかったな。大学の化学科卒なのに(汗)
読了日:02月16日 著者:知念 実希人
やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)感想
相手を特別だと思う気持ちがわからない小糸さん。けど、特別に思われるのが嫌な七海先輩から「君のこと好きになりそう」と告白される。恋がわからないことに悩む小糸さんに共感した。誰にも理解されないから、余計に辛い悩みだと思う。七海先輩にはニヤニヤしっぱなしでした。この子、飄々としてるくせに、小糸さんへのアタックが計画的すぎます。親友を牽制したり、小糸さんが断れないように仕向けたりなど、実に素晴らしいです。特に、踏切渡った直後の、電車を盾にしたブラインドキッス。これは次巻も目が離せないですね。
読了日:02月16日 著者:仲谷鳰
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)感想
1924年度のエール大学卒業生の年間平均所得は25111ドルである」一見正しい統計に見えるが、この数字は間違っている。なぜなら、連絡可能な人に口頭で聞いているので、住所不定者は含まれていないし、見栄をはって答えているかもしれない。「平均給与は5700ドル」実際は社長が大半を取り、従業員はほとんど貰えておらず、中央値は3000ドル、最頻値は2000ドルだったりする。ニュースでも、グラフで騙しが行われている。仮想通貨や日経平均の値幅を、図の下から上まで目一杯使って、大きく動いているように見せかけている。
読了日:02月16日 著者:ダレル・ハフ
謎とき村上春樹 (光文社新書)謎とき村上春樹 (光文社新書)感想
村上春樹の小説をホモソーシャルという枠組みで解説する本。小説の要約や謎の着眼点はいいが「なぜ彼らはホモソーシャルの構図に引きずり込まれるのか」という考察がなされておらず、納得がいかない。本書は文学部の講義なので、文学部の人間さえわかればいいと思って書いているのだろう。「ご存知の通り」の後に聞いたこともない社会学者の説が出てきたり「読者にはすぐにわかるだろうが」の後にわけのわからない説明が頻繁に出てくるのが証拠だ。
読了日:02月14日 著者:石原 千秋
恋愛彼岸~猫目堂ココロ譚~ (IDコミックス 百合姫コミックス)恋愛彼岸~猫目堂ココロ譚~ (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
猫目堂シリーズ最終巻。トリにふさわしい双子の話、そして猫目堂主人の正体が明かされます。心が迷った人だけがたどり着き、心を導くモノを見つけられるお店。ラストの「このおかげで大事ななにかを失くしたことだけは、刻んでいられたんです」が、物語を綺麗に包み込む。どんなすれ違いも、心が通じ合ってた瞬間が必ずある。だからこそ、それを思い出させるモノは美しく、胸を打つのだ。あとがきにて、私が低評価をつけた作品が作者のお気に入りだったことがわかり驚く。ドラマ性が弱いと思ってたけど、友情モノとして読み返すと中々良かった。
読了日:02月01日 著者:東雲 水生
月と世界とエトワール (2)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)月と世界とエトワール (2)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
よぞらにエンゲージを申し込んだものの、一緒にいるのと真面目にやるのが照れくさいのか、つっけんどんな岸辺世界。2巻は彼女の生い立ちがメインです。彼女の振る舞いにも、とても切ない理由があったのだとしみじみ感じました。海百合さまは歌姫候補の人魚子を手にかける。落としたのはこれで2人目です。よぞらは大丈夫なのだろうか。
読了日:02月01日 著者:高上 優里子

読書メーター

自分だけが楽しいエア読書会

エア読書会は素晴らしい!!

最近、エア読書会なるものを始めました。

 

まぁ、ぶっちゃけると一人で感想をダラダラ書くだけなんですけど。

結果はこんな感じです↓↓↓

【第1回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:謎とき村上春樹/石原千秋)

【第2回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:乙女の密告/赤染晶子)

【第3回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:博士の愛した数式/小川洋子)

【第4回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ)

 

第3回では、なんと編集部イチオシに選ばれました。 ハラショー!

この企画、面白い上にいいことがたくさんあります。

 

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読書メーターまとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:602
ナイス数:113

今年1万ナイスもらう予定だったのに、普段と同じ数じゃんぐぬぬ

今月から名言集と名場面集を作ってます。いつか公開予定。


月と世界とエトワール (1)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)月と世界とエトワール (1)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
音楽学校の百合漫画。作曲科と声楽科の生徒が組むことを「エンゲージ」と呼んだり、「歌手を想って作られた曲を、作曲者を想って歌う」という世界観がいい。好きなキャラは岸辺世界です。主人公のよぞらに突っかかってくる嫌な奴ですが、よぞらにちょっかい出す女子に嫉妬したり、「キスしてもいいけど」とからかったのに相手の本気がわかると動揺したりと可愛い。よぞらの憧れの海百合さまが歌姫を何人を潰しているという噂、実際にどんどんおかしくなっていく鏡薔子、ミステリー要素もあって続きが気になる。
読了日:01月26日 著者:高上 優里子
百合男子 (3)巻 (百合姫コミックス)百合男子 (3)巻 (百合姫コミックス)感想
愛する百合の形を否定される悲しみ。それは計り知れないものだ。それ故に彼らは傷つき、ぶつかり合い、新たな悲しみを生んでしまう。しかし、同じ百合を愛するもの同士、繋がり合う面は必ずあるのだ。作中に「罪を憎んで百合を憎まず」とあるように、相手の愛を否定せず、なぜ好きになったのかを理解しようとする姿勢が大事だ。
読了日:01月21日 著者:倉田 嘘
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)感想
アメリカが戦争をするのは地理の勉強をするためだ」アメリカの馬鹿げたニュース集。キリスト教原理主義者が「聖書以外を読ませず」「禁欲教育」をし、教育崩壊が起き、避妊や性病が蔓延。ニュースを見ずに投票へ行き、ブッシュを支持。病気にかかると家賃が払えない貧困層。世論操作が当たり前のメディア。自分の国のことじゃないから大笑いした。しかし、希望もある。政治批判のジョークが国を変えた。2008年、オバマ寄りだった報道をコントで皮肉り、偏向報道を止めさせた。これが正しいお笑いのあり方だと思った。日本のお笑いはまだまだ。
読了日:01月08日 著者:町山 智浩
百合男子 2 (IDコミックス 百合姫コミックス)百合男子 2 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
表紙の籠目くんが良かった。ようやくまともな百合男子が登場した。創作物としての百合を愛するあまり、現実の仲良し女子に対して一線を置いている主人公はおかしいよなぁ。でも、百合作品に対する様々な見方が見れるのは面白い。魚屋の親父との百合激論は面白かった。「そこの仲良さげな女子二人からSSを作りそのクオリティを競う、創作SS対決だ!」なんて特にいい。俺も今度友達とやってみよう。
読了日:01月04日 著者:倉田 嘘

読書メーター

読書メーターまとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1017
ナイス数:100

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

今年はもっとコンテンツを充実させたいなぁ。

テーマ毎の本のまとめや、長文感想も欲しい。

あと、即興小説バトルのまとめも作りたい。



ツァラトゥストラかく語りき (まんがで読破)ツァラトゥストラかく語りき (まんがで読破)感想
牧師の家に生まれたツァラトゥストラは、信者から寄付を集めて回る両親を「物乞いみたい」と感じ、「神は死んだんだ」と疑う。神がいるならもっと寄付金をくれるはずだと。彼は神の死後、人間は神以外によるゆるぎない価値観を作るべきだと説く。それが超人だ。しかし、具体的に何なのか、彼は見つけることができない。最後に謎の女性が「あなたはまた同じ不幸を繰り返す。あなたは永遠回帰を抜け出す超人になれるかしら」と言い、物語は冒頭へ戻る。彼は神を信じる人間を蔑んだだけだった。彼は他人でなく、自分を基準に行動すべきだったと思った。
読了日:12月30日 著者:ニーチェ,バラエティアートワークス
あの娘にキスと白百合を 3 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 3 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
天才少女黒沢さんと、優等生白峰さんの仲が少し進展。「自分に勝てる人間なら誰だっていいんでしょ?」「そうかも」という会話のすれ違いが良かった。黒沢さんは「そんな人は白峰さんしかいない」という意味で言ったのに、白峰さんは「私じゃなくてもいいんだ」と勘違い。本編では、廃部寸前の園芸部で事件が起こる。「私、変わらないものが欲しいの」という言葉が印象的。「将来は悪くなるかもしれないから、一番綺麗なままで終わらせたい」心中みたいで怖い動機だが、誰もがもってる感情だと思う。
読了日:12月22日 著者:缶乃
百合ラブスレイブ わたしだけの委員長 (二次元ドリーム文庫)百合ラブスレイブ わたしだけの委員長 (二次元ドリーム文庫)感想
委員長の弱みを握った真桜は、主従関係を結ぶ。しかし、遊びでやったHの快感が忘れられない真桜は、いつの間にか委員長なしではいられなくなります。王道とはいえ、リバは最高ですね。看病したり、クラスから嫌われた委員長を庇ったりと心温まるシーンを入れて、SM系っぽい暴力性を消してるのが上手いです。「主従関係なだけで、好きとかありえない」という真桜に対して、嫌がっていたはずの委員長が「キスのやり直し、しなくていいの? 真桜は、嫌なの?」と迫るシーンは一番のお気に入りです。ナイスリバ。
読了日:12月09日 著者:あらおし悠
百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
久々に爆笑した。「我思う、故に百合あり。だがそこに我、必要なし」女の子同士の絡みを見たいが、自分が入っていくと女の子同士の関係が崩れる。そんなジレンマに悩みつつ、真剣に百合を愛する主人公ですが、真剣すぎて笑います。「百合名場面名鑑」が得にいい。彼は百合漫画の気に入ったシーンをノートに書き溜めていて、女の子同士の絡みを見るたびに「キター! 百合名場面名鑑収録『他の子と遊ばないで』!!」と言って興奮します。僕は百合を見ても「おぉ」とか「くぅ」くらいしか言わなかったのですが、彼を見習って名場面名鑑を作りました。
読了日:12月01日 著者:倉田 嘘
無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21感想
「なんとなく生きていると、迷ってストレスが溜まり、感覚的に判断をして損。だから、自分でルールを決める」という本。中でも、本を選ぶルールが面白い。彼は「予測の材料になる本」を読んでいる。今後10年影響を与える本で、考察がきちんとされていて、しかも面白い本。例としてコンテナ物語やホモサピエンス全史をあげていて、確かに面白そうだった。コンテナで海外輸送の値段が下がり、輸入が増えて国内産業が衰退するとか。狩猟してた頃の人類は食べ物をみんなで分け合っていた。ベーシックインカムもそれと同じという考えもすごい。
読了日:12月01日 著者:ひろゆき

読書メーター

読書メーターまとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:1971
ナイス数:163

 昨月はハロウィンセールで仕入れました。

 今月はお誕生日クーポンだ。

 でも、ブックオフは3000円購入で500円引き。

 700円くらいは引いてほしいなぁ。



あの娘にキスと白百合を 2 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 2 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
天文部の先輩が他県の大学を志望し「夢を叶えて欲しい、けど離れたくないっ」という百合です。「お別れがさみしいことは、正しい言葉じゃくつがえらないよ」と悩んだり、「このまま誰にも見つからなくて、寒さと空腹で死んでしまったら、おとぎ話みたいで素敵かもしれないな」と夢見たり、切ないシーンが盛り沢山です。今回は伊澄ちゃんがいい味出してます。天文部の部外者でKYですけど、情に厚い子で「言いたいことは直接言え」と、部の後輩を後押ししてくれます。告白も「居ても居なくても構わないヤツでいるのは嫌だ」と、直球で言うのが好き。
読了日:10月25日 著者:缶乃
使いみちのない風景 (中公文庫)使いみちのない風景 (中公文庫)感想
風景には2種類ある。日常生活で会う風景はそこにとどまり、旅で出会う風景は過ぎ去っていく。前者の風景は、自分の生活の様子や近所の人などを思い出させ、心を暖めてくれる。後者の風景は、それとは全く違う不思議な作用をもたらす。何か大事なことを思い出しそうにはなるけど、結局は物語にならない。村上さんはそれを「使い道のない風景」と呼んでいる。その風景は別の何かの風景に(おそらく我々の精神の奥底にじっと潜んでいる原初的な風景に)結びついている。村上さんはその別の何かを小説に書き、奥深い精神世界を作っている。
読了日:10月23日 著者:村上 春樹
安達としまむら (電撃文庫)安達としまむら (電撃文庫)感想
女子高生同士の百合。交互に視点が代わり、相手の何気ない行為の意味が徐々に明らかになるストーリー構造です。つまり、妄想が捗ります(何)。最初のうちは「人付き合いが苦手だけど、安達には惹かれるしまむら」だったけど、3章からは冒頭「しまむらとキスをする夢を見た」から、安達の好き好きラッシュが始まり、ニヤニヤがとまりません。「友達欲しいけど、傷つきたくない」と「女同士で恋人になりたいけど、変だと思われたくない」の相乗効果が素晴らしいです。あと、人付き合いに悩むしまむらの独白もいいですね。
読了日:10月22日 著者:入間 人間
新装版 最後の制服 (上) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)新装版 最後の制服 (上) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
女子高の寮を舞台にした百合群像劇。ふーちゃんの特別になりたい藍ちゃん。紅子が気になる紡。最初は友達同士だったはずが、他の女の子に好かれたり嫉妬されたりする内に、いつしか特別な関係を求めていく。色素薄い系の絵が、二人の関係の儚さをより引き立ててくるので、落涙に注意です。私が特に好きなのは藍ちゃんです。気持ちの変化が普段はゆったりしてるのに、山場になるといつの間にかぐぐっと百合度を上げてくるのがいい。ふーちゃんの「大勢は楽しそうだよ」に「私と二人きりは楽しくなかった?」と思うとこなんて特にいいです。
読了日:10月20日 著者:袴田 めら
走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること感想
「走ることは僕にとって有益なエクササイズであると同時に、メタファーでもあった」。始めた理由は痩せるため。マラソンを選んだのは、簡単に始められるから。しかし、マラソンと作家業は別々の場所から徐々に穴を掘り、地下深くで結びつくことで、村上春樹を支える土台となる。物を書くという行為は多くのエネルギーを消費する。エネルギーを正しく使う方法を学ぶのに、マラソンは適していた。「どの程度まで自分を厳しく追い込んで良いのか、どれくらいの休養が必要か。どれくらい内部に集中すればいいのか...etc」。マラソンの効能は偉大。
読了日:10月07日 著者:村上 春樹
走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)感想
「走ることは僕にとって有益なエクササイズであると同時に、メタファーでもあった」。始めた理由は痩せるため。マラソンを選んだのは、簡単に始められるから。しかし、マラソンと作家業は別々の場所から徐々に穴を掘り、地下深くで結びつくことで、村上春樹を支える土台となる。物を書くという行為は多くのエネルギーを消費する。エネルギーを正しく使う方法を学ぶのに、マラソンは適していた。「どの程度まで自分を厳しく追い込んで良いのか、どれくらいの休養が必要か。どれくらい内部に集中すればいいのか...etc」。マラソンの効能は偉大。
読了日:10月07日 著者:村上 春樹
羊男のクリスマス (講談社文庫)羊男のクリスマス (講談社文庫)感想
聖羊祭日ドーナツを食べたせいで呪われ、頼まれたクリスマスソングを作曲できなくなった羊男。彼は羊博士に呪いの解き方を教わり、穴の底の世界へ行き、ねじけ男やなんでもなしなどの不思議な人達のいる世界へ行く。どの人物も親切ではあるが、意地の悪さも持っていて、そこが物語に可笑しみと深みを与えている。読み終わって「この世界では自分の常識が通用しないことが多いが、そこには理不尽さだけでなく面白さもある」と感じた。
読了日:10月07日 著者:村上 春樹,佐々木 マキ
僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない 2 (ガガガ文庫)僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない 2 (ガガガ文庫)感想
今回は鶴見線湘南モノレール江ノ電。どれも自分の行ったことのある路線で、かなり楽しめた。特に、湘南モノレールのジェットコースター感覚は、ありありと浮かび上がってきた。美優の鉄道愛も見事で、国道駅を「教会みたい。ここで結婚式あげたい」と賞したり、事故にあった車両に「痛かったわね~」と話しかけたりする暴走っぷり。メインの時刻表めくりでは「鉄道に出た幽霊を捕まえる」という熱い展開でした。ただ、前作同様くれあちゃんの影が薄い気がする。台詞に特徴ないからねぇ。できれば、美優とは違うベクトルで鉄道愛を語って欲しい。
読了日:10月07日 著者:豊田 巧
年収100万円の豊かな節約生活年収100万円の豊かな節約生活感想
節約法というか、料理本ですね。調味料や調理器具といったものに初期投資をすることで、安くてプロ級の料理を作って幸せになる本です。レシピも大量に載っています。ホームベーカリー、パスタマシン、ピザ焼き窯で作るととてもおいしいらしく、自分も買ってみようかなという気になる。収入面では、覆面調査員(店に行って接客態度や味などを調査する)や薬の治験というのを知って驚いた。世の中には自分の知らない仕事がたくさんある。


読了日:10月07日 著者:山崎 寿人

読書メーター

読書メーターまとめ

9月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:508
ナイス数:46

そろそろアフィリエイトに手を出してみたい。

「5分でわかる村上春樹」みたいなサイト作れば儲かりそう。

村上春樹の作品を、様々なテーマを元に横断する。

読むと、村上作品のおいしいとこ取りができる、って感じに。



坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)感想
坊っちゃんの江戸っ子口調が面白い。教頭や生徒などからいやがらせを受けるが、それに対して「いいものはいい。悪いものは悪い」とすっぱり断言し、翌日へ引きずらない。カッコイイ生き方だ。「俺だっていたずらはしたが、誰がしたか聞かれた時に尻込みするような卑怯なことはただの一度もなかった」「(生徒の模範になれと言われて)そんな偉い人が月給40円ではるばるこんな田舎へくるもんか」「先生だってできないのは当たり前だ。できないのをできないと言うのに不思議があるもんか」。変にインテリぶらずに、堂々と生きてゆきたい。
読了日:09月13日 著者:夏目 漱石
花と星 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)花と星 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
卓球少女の花井さんと星野さん、どっちも天然で面白いです。最初は卓球をやめた理由を秘密にしていて、あれこれ勝手な想像をするのですが、それがどんどんエスカレート。しかも、星野さんが天然すぎて、体育で着替える前に「今、二人きりなんですね」なんて言うからもう大変。無表情な吊り目で天然発言されたらたまりませんよ、ねえ。そこに星野さんの幼馴染の千果ちゃんが現れて「星野さんがあんたのせいで笑わなくなった」とすごんだり、星野さんにキスしたりで、段々不穏な雰囲気に。さぁ、舞台は整った!これは次巻で一気にくるぞ!
読了日:09月08日 著者:鈴菌 カリオ
星川銀座四丁目 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)星川銀座四丁目 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
女教師と女子小学生の百合は珍しい。小学生の乙女に悶絶させてくれると思ってたけど、まさかの先生が可愛い。淋しがり屋だったり、乙女の心配で慌てたり、料理下手で頼りなかったりで良いですなぁ。この辺は同棲モノならではです。部屋の中で水着とか下着になれちゃうのも嬉しい。先生と小学生という禁断の関係をちょっとずつ崩していくいじらしさも素敵だし、将来どうするのか頻繁に考えてしまう真剣な関係もいいですね。次回に期待……と思ったけど、新装版の方が豪華なの? どうしよう、もう旧版買っちゃったよ。
読了日:09月05日 著者:玄鉄 絢

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