自分だけが楽しいエア読書会
エア読書会は素晴らしい!!
最近、エア読書会なるものを始めました。
まぁ、ぶっちゃけると一人で感想をダラダラ書くだけなんですけど。
結果はこんな感じです↓↓↓
【第1回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:謎とき村上春樹/石原千秋)
【第2回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:乙女の密告/赤染晶子)
【第3回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:博士の愛した数式/小川洋子)
【第4回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ)
第3回では、なんと編集部イチオシに選ばれました。 ハラショー!
この企画、面白い上にいいことがたくさんあります。
頭の中の整理ができる
この読書会のメリットは、頭の中の整理です。
普段は読書メーターに250字程度の感想を書くのですが、難しい本だとまとめるのが難しいです。
書きたいことがいくつもある上、どれも大事だから省けず、まとまらないのです。
ところが、字数制限なしで書くと、ダラダラとした感想がまとまってくるんですよね。
例えるなら、いろいろな道を歩いてる内に、最短ルートを見つけるような感じでしょうか。、
特に効果があったのが第2回の乙女の密告です。
この本には難解な文章が多く、感想を書くのが難しかったです。
本書は、ホロコーストを避けるために隠れ家で過ごした日々を綴った『アンネの日記』を元にした作品です。みか子は外国語大学で、スピーチコンテストの課題であるアンネの日記の暗誦に取り組みますが、いつも同じ箇所でスピーチを忘れてしまいます。
みか子の記憶力に問題があるわけではなく(笑)、他の生徒たちもみな、同じ箇所で忘れてしまうのです。
一体なぜ忘れてしまうのか。読んだだけではピンと来ません。どこにも書いてないからです。
しかし、キーワードを拾い、そのキーワードの感想を書いている内に、答えに辿り着いたのです。
忘れたことを思い出すことと、歴史を学ぶことの関係に。
エア読書会でなければ、この答えには辿り着けなかったでしょう。効果絶大です。
読書会の型が使える
もう一つのメリットは、読書会の型が使えることです。読書会は主に
・主催者によるあらすじ紹介(話のテーマと解釈の共有、読んでない人でも参加できるようにする)
・各自感想発表
・疑問的の解消
・雑談
という流れで行われます。
つまり、この流れにそっていくだけで、感想を書いている気分に浸れるのです。
先の見えない作業において「自分は正しい流れに乗っているんだ」という感覚はとても大切です。
感想が苦手な方、このエア読書会形式も取り入れるのはいかがでしょう。