20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

読書メーターまとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1521
ナイス数:158

今月は自分だけが楽しいエア読書会を始めた。

感想を書いている内に新しい発見をするという、不思議な体験だった。

evernoteで百合名場面集作ってたら、既に容量オーバーに。

仕方ないのでkeep(メモ用アプリ)を使う。



百合男子 5 (IDコミックス 百合姫コミックス)百合男子 5 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
百合男子連盟と百合女子が出会い、悩みを共有し、解決しようとするそこそこまともな回。とはいっても、悩んでることがしょうもないことなので、やっぱりギャグにしか見えない。4巻まで暴走してきた百合男子ですが、最終巻でようやく「現実と妄想の区別をつけろ」という身も蓋もない結論に落ち着きました。無理矢理まとめた感じで、あんまり楽しめなかったかなぁ。もっと暴走して、百合の深淵まで見せて欲しいなと思った。作中にあった、女子のBL好きの方が進んでいると言うのは本当なのだろうか。
読了日:02月17日 著者:倉田 嘘
百合男子 (4)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)百合男子 (4)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
4巻目にきて百合女子爆誕。主人公の花寺が忘れていた百合本に魅せられ、藤ヶ谷は百合に目覚め、気がつけばクラスの女子達を百合目線で見てしまうようになる。お前もかよと思ったけど、男子みたいに過激なのめり込みじゃなかったので安心した。「百合男子、これは面倒です」と、読者の言いたいことを言ってくれてありがとう藤ヶ谷。最後、花寺が藤ヶ谷と付き合ってないことを証明するために「俺は百合男子。百合を愛し、百合に生き、百合に死ぬ」と名言を放つとこが笑える。たかが百合好きってだけで、そこまでカッコつけられても……ねぇ?
読了日:02月17日 著者:倉田 嘘
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)感想
診断が困難な患者に隠された病を、天久鷹央と部下の小鳥が解き明かす。UMAや霊などの不思議な現象を、医療知識で解くというギャップがいい。また、鷹央の推理が常識の逆を行っているけど、とても真理を突いている上、理不尽な相手をバンバン論破していくところが爽快だ。医療知識も増えるのでお得感もある。それにしても、アルコールを流しに捨てると詰まるって知らなかったな。大学の化学科卒なのに(汗)
読了日:02月16日 著者:知念 実希人
やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)感想
相手を特別だと思う気持ちがわからない小糸さん。けど、特別に思われるのが嫌な七海先輩から「君のこと好きになりそう」と告白される。恋がわからないことに悩む小糸さんに共感した。誰にも理解されないから、余計に辛い悩みだと思う。七海先輩にはニヤニヤしっぱなしでした。この子、飄々としてるくせに、小糸さんへのアタックが計画的すぎます。親友を牽制したり、小糸さんが断れないように仕向けたりなど、実に素晴らしいです。特に、踏切渡った直後の、電車を盾にしたブラインドキッス。これは次巻も目が離せないですね。
読了日:02月16日 著者:仲谷鳰
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)感想
1924年度のエール大学卒業生の年間平均所得は25111ドルである」一見正しい統計に見えるが、この数字は間違っている。なぜなら、連絡可能な人に口頭で聞いているので、住所不定者は含まれていないし、見栄をはって答えているかもしれない。「平均給与は5700ドル」実際は社長が大半を取り、従業員はほとんど貰えておらず、中央値は3000ドル、最頻値は2000ドルだったりする。ニュースでも、グラフで騙しが行われている。仮想通貨や日経平均の値幅を、図の下から上まで目一杯使って、大きく動いているように見せかけている。
読了日:02月16日 著者:ダレル・ハフ
謎とき村上春樹 (光文社新書)謎とき村上春樹 (光文社新書)感想
村上春樹の小説をホモソーシャルという枠組みで解説する本。小説の要約や謎の着眼点はいいが「なぜ彼らはホモソーシャルの構図に引きずり込まれるのか」という考察がなされておらず、納得がいかない。本書は文学部の講義なので、文学部の人間さえわかればいいと思って書いているのだろう。「ご存知の通り」の後に聞いたこともない社会学者の説が出てきたり「読者にはすぐにわかるだろうが」の後にわけのわからない説明が頻繁に出てくるのが証拠だ。
読了日:02月14日 著者:石原 千秋
恋愛彼岸~猫目堂ココロ譚~ (IDコミックス 百合姫コミックス)恋愛彼岸~猫目堂ココロ譚~ (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
猫目堂シリーズ最終巻。トリにふさわしい双子の話、そして猫目堂主人の正体が明かされます。心が迷った人だけがたどり着き、心を導くモノを見つけられるお店。ラストの「このおかげで大事ななにかを失くしたことだけは、刻んでいられたんです」が、物語を綺麗に包み込む。どんなすれ違いも、心が通じ合ってた瞬間が必ずある。だからこそ、それを思い出させるモノは美しく、胸を打つのだ。あとがきにて、私が低評価をつけた作品が作者のお気に入りだったことがわかり驚く。ドラマ性が弱いと思ってたけど、友情モノとして読み返すと中々良かった。
読了日:02月01日 著者:東雲 水生
月と世界とエトワール (2)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)月と世界とエトワール (2)巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
よぞらにエンゲージを申し込んだものの、一緒にいるのと真面目にやるのが照れくさいのか、つっけんどんな岸辺世界。2巻は彼女の生い立ちがメインです。彼女の振る舞いにも、とても切ない理由があったのだとしみじみ感じました。海百合さまは歌姫候補の人魚子を手にかける。落としたのはこれで2人目です。よぞらは大丈夫なのだろうか。
読了日:02月01日 著者:高上 優里子

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