20歳から始めた読書感想文

本の感想や日記をのせてます。

自己分析は必要か

就活は自己分析から始まると言われている(言わされているのかもしれない)。

自己分析をするのは「自分のどのような資質や能力が人から認められているか」を知るためである。

また、「自分はどんな人間か」「何をしたいか」を知るためだと言う人もいる。 

だが、本当に自己分析は必要なのだろうか。

 

「自己分析をすればするほどわからなくなった」という人もいる。

「箱の中にいる猫が生きているか死んでいるかわからなくなった」という学者もいる。

これらからわかるのは「学者にならないほうがよい」ということだけだ。

自己分析は、やればやるほどディスクシステムである。

 

私もかつて、自己分析をしたことがあった。

だが、自分の長所を探しても「冷静」しか見つからず、パニックに陥った。

探せば探すほどわからなくなり、収穫は0だった。

探し物が得意という長所がなくなったから、マイナスといっても良い。

 

自分がどんな人間かがわからないのなら、何をしたいのかを考えるしかない。

「何をしたいか」とは「どう役に立ちたいか」と同義である。

だが「人に迷惑をかけないために引きこもる」

「他人の発言の機会を奪わないために黙る」

「RTやfavを多用する」

といったことは評価されない。

以上のことから、役立ち方はマニュアル化されていることがわかる。

 

経営コンサルタントの佐藤芳直さんは

「”役立つ生き方”を教えずに

 ”役立ち方”を均一化すると

 おかしな方向に進む」

と言っている(正しくは「書いている」かもしれない)。

 

役立つ生き方とは何か。

よくわからないが、こんな文章を書いても誰の役にも立たないことはわかる。

私の長所は、自分の欠点がわかることだ。