情報は、報道の「報」の上に「情け」を乗せている
ごま書房新社
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★この本は「みやざき中央新聞」の社説を抜粋した本です。
みやざき中央新聞は、宮崎の話題にとどまらず、各種の講演会を記事にしています。
普通の新聞は、読み終わると「世の中は大変そうだな」と思いますが
みやざき中央新聞は「よし! 今週もしっかり生きよう」と思えてきます。
「心のビタミン」というキャッチコピーが、正にぴったりです。
★一番面白いと思った記事は(どれにしようか迷いました。どれも素晴らしいんです)
p76の「背筋を伸ばそう! ビシッといこう!」です。
これは「魔法の日めくりカレンダー」の話で、
「小学生になるまでに身に付けるべき基本」が書かれています。
「朝、歯を磨こう! 顔を洗おう!」
「一緒にお部屋を片付けようね」
「目を見てあいさつしてるかな?」
「お話は最後まで聞きましょう」
「靴をそろえようね」
「落ちているゴミを拾いましょう」
「旬のものを食べよう」
「背筋を伸ばそう! ビシッといこう!」
小学生向けなのですが、大人でもできてないことばかりです。
私は歯を磨くことすら出来てません(え
★特に素晴らしいのが「なぜ大切か」
易学の専門家の方が書いたそうですが、胸にジーンときます。
靴を揃える:
けじめをつけ、物事にはルールがあることを認識する動作です。
靴を揃えることでけじめがつき、ルールを守ろうという意識が向けられます
落ちているゴミを拾いましょう!:
誰も見ていなくても、勇気をもって恥ずかしがらずに、自分の意志を貫いて行動に移す。
これが習慣化されると、自尊心が芽生え、自分に自信が持て、何でもやってみようと挑戦できるようになります。
☆ 靴を揃える・部屋を片付けるのは時間がかかります。
そんなことするなら遊びの時間を作りたい……
でも、片付けをいい加減にしてると、他のこともいい加減になってしまいます。
一つでも手を抜くと、次第に、無意識に手を抜くようになってしまうのです。
ごみ拾いで自尊心が芽生える、というのは良くわかります。
ごみ拾いは正しい行為だと思っていても「みんなが見てるから」やらない。
すると、次第に「自分の考えは間違いなんじゃないか」と思い、自信が無くなる。
でも、ごみを拾えば自分の考えが正しいことを実感できます。