愚痴は責任転嫁、ぼやきは理想を求めるもの
野村ボヤキ語録 人を変える言葉、人を動かす言葉 (角川oneテーマ21)
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■ 評価 87点
指導者が部下にどのような言葉をかけるべきか書かれた本。
終わっていた選手を復活させた「野村再生工場」のエピソードを通して解説されている。
指導的立場にある人間の発する言葉は、成長の段階にある人間に大きな影響を与える
適切な言葉をかけるには、選手をよく観察すること。
長所、性格、感情などをよく観ることが重要だ。
□ 面白かったところ
いまはモノが溢れ、食うに困ることがほとんどない。
「そこそこ安定した生活が出来れば満足」と考える若者が増えている。
そうした若者のやる気を出すには
「自分はなんのために仕事をしているのか」を明確にさせることが重要だ。
そのためには
「どんな選手になりたいのか」を聞き、
「そうなるためにはどうすれば良いのか」を続けて聞くと良い。(p68)
「不器用に徹してみたらどうだ。
不器用な人間は苦労するけれど
徹してやれば最後は器用な人間に勝てるぞ」(p76)
一番いい褒め方は、
「相手が自分に対して下している評価より、ちょっと上の評価をする」こと。
とすれば、指導者は日ごろからその人物をじっくり観察しなければならない。(p146)