鉄道さえつながっていれば、みんなまたいつか会える
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この本はニコニココミュニティ「ライトノベル読書会」の課題図書になったので読みました。
鉄道の話ですし、何より表紙の絵がかわいいです。一気に読みました。
総評としては、美優のかわいさで突っ走った感じですね。
鉄道の話は面白いんですが、初心者としては脚注が欲しい所。
また、美優以外のキャラがあまり印象に残らないのも気になります。
くれあは時刻表めくりと錠剤一気飲みくらいしか出番がなかったので、美優のブレーキ役か解説役に回って欲しかったです。
主人公の駿も美優に押されっぱなしですし……。
(あと由佳のメロンて……)
でも、美優はそれを埋め合わせるくらい活躍してました。
鉄道知識もそうですし、台詞の一つ一つから鉄道好きなのが伝わってきます。
この娘にはモデルがいるんでしょうか? ちょっと想像出来ませんが、いるなら会ってみたいですね。
モデルなしだとしたら、作者の想像力はかなりのレベルだと思います。
ラストの告白シーン(?)は、作者のオタク心(?)が編み出したように思います。
「関係ないじゃん! 先輩の気持ちなんてっ」
「思いを伝えれば、きっと……由佳の気持ちも晴れるわよ」
「周りにどう思われようと、自分の好きなものを貫く姿勢」が、この台詞を生んだような気がします。
とても大事なことだと思います。
周りに好かれようとして、自分を嫌いになったら楽しく無いです。
次回も買いたいと思います。今度はくれあルートを是非!!
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■本書のハイライト
・美優は何に対しても答えをもっているのだ。それは鉄道に関しても、恋愛についてもだ
・「もしかしたら一生に一回しか見られないこの景色を、見過ごしてしまってもいいの?」
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□ネタにしてみた
どれだけ大きくスケッチブックに書いても、先輩が見てくれなきゃ意味がないんだ。
「美優、俺、ホームの先頭で呼びかけるよ!」
言うや否や、俺はスケッチブックを空高く掲げて叫ぶ。
「おーーーーい! こっちを見てくれーーーー!」
「って駿! それじゃアンタが告白してることになるじゃない!」